看護師

【実体験】お盆や年末に親と話し合っておきたいこと!看護師だから言いたい!

こんにちは!看護師夫婦の片割れ、くまみです🌱

お盆や年末に帰省した時、

ただただ遊び疲れて帰ってきていませんか?

看護師だから言えることがあります。

両親の終活やどんな看取りがいいか、

帰省した時に話し合ったことありますか?

実は、看護師をしてから

様々な家族の悩みを見てきました。

特に多いのは

患者自身が延命を望んでいるのか、聞いたことがない

という事例です。

そのため、緊急時に決断できず

家族は悩み、責任を感じてしまうことがあります。

人間は誰しもいつ終末を迎えるかわかりません。

親が病気になってから話し合えばいいじゃん?

生きているうちに終末の話なんて不謹慎だよ!

実はそれでは遅いのです。

なぜ遅いと感じるのか、

話し合って欲しいと思うのか

医療関係者ならではの生々しいお話をさせて頂きます。

看護師の私がなぜ家族で延命治療の話をして欲しいのか?

親が病気になってから今後どうするか決めればいいでしょ?

いざという時に聞けばいいよ。

残念ながらドラマのワンシーンのように

言葉を残して力尽きることは、なかなかないでしょう。

いざという時は、

もう意識がありません。

余命を宣告された時には

もう眠っているかもしれません。

はたまた意識障害があり、まともな会話ができないかもしれません。

そして、一番多いのは突然の重病です。

心筋梗塞、脳卒中、

命の危険に晒された時には

会話ができないこともほとんどです。

お別れは突然やってくることが多いです。

急病を発症するケースや

事故に巻き込まれることもあります。

くまみは看護師をしてから

突然のお別れに家族が悲しみに暮れる姿を見てきました。

親が元気なうちに話し合っておかなければならない理由は

強く後悔したり、深く悩み、悲しむケースがあるからです。

延命治療を希望した家族のケース

60代女性、突然の重病で治療は困難と宣告されます。

患者さんは意識はありません。

症状が進行し、呼吸機能が低下し

挿管して人工呼吸器を使用するか、

一刻も争う状況になりました。

病院に呼ばれたのは息子の兄弟2人。

医師からは人工呼吸器を使用すれば延命ができる

しかし、装着してしまえば外すことは認められない。

ただ、今挿管しなければ今日、明日までだろうと、

苦渋の選択を迫られました。

兄弟二人とも、母親から延命を希望するかどうか

話を聞いたことがありませんでした。

母親とのお別れがまだ受け入れられない兄弟。

長男は延命治療を希望し、

患者さんは挿管することとなりました。

それでもいつ終末を迎えるか油断できない状況は変わりなく、

兄弟たちは仕事が終わると病院に通います。

人工呼吸器を使用し、2週間が経過しました。

全身浮腫で、あちこち点滴が漏れたような痕、

鼻からチューブや尿カテーテルなど

変わり果てていく患者の姿に胸が苦しくなったそうです。

病院通いにも疲れていたのでしょう。

ある日、病室から争うような声がします。

看護師が駆けつけると兄弟が胸ぐらを掴み合っていました。

理由を聞くと、

弟
こんな姿になって可愛そう。
兄さんがあの時延命治療を希望しなければ…

と、言ってしまい喧嘩に発展したと言います。

その場はなんとか収まりましたが

しばらくギクシャクしたままでした。

なるべく面会に来た時は

患者さんとゆっくり過ごせるよう配慮をしていました。

弟さんとケアを一緒にしている時、こう言いました。

弟
今思えば、兄さんも苦渋の選択だったんだろうなと思います。
長男として決断してくれたのにひどいことを言いました。
母の変わっていく姿を見て取り乱してしまいましたが、おかげで母は2週間も生き延びて一緒に過ごすことができています。

数日後、患者さんは永眠されました。

兄弟2人は深々と頭を下げて、

患者さんと一緒に帰られました。

延命治療を希望しなかった家族のケース

70代男性の患者さんも先程の患者さんと同じような状況になりました。

この家族も患者さんの延命希望を聞いたことがありませんでした。

親戚たちからは本人の意向を聞いたことがないのなら

延命治療をした方がいいんじゃないか?

そういった意見も出たそうですが、

一緒に暮らしていた娘さんは

これ以上、父を苦しませたくない、

人工呼吸器をつけても助かる見込みがないのなら

このまま眠らせてあげて欲しい

苦渋の選択をしました。

娘さんが患者さんに付き添い

苦渋の選択をしてから1日が経ちました。

一緒にケアをしていると、

娘さん
娘さん
看護師さん、私の選択は間違っていたでしょうか…
本当はお父さん、もっと生きたかったかもしれない、延命治療をして私たちともっと一緒にいたかったかもしれない…
そう思うと私は親不孝者なのかと苦しいです…

涙ながらにお話されました。

やはり、患者本人の意向がわからないと

家族は誰でも不安になるものです。

励ましながら一緒になるべくケアを行い、

永眠された時もエンゼルケアに参加されました。

看取ることができてよかった、と最後は深々と頭を下げて帰られました。

まとめ

このように後悔する家族の姿を見ると

とても悲しくなります。

こういった家族を見てきたから、

くまみは両親に

どこまで延命治療を希望したい?

と単刀直入に聞いたことがあります。

両親は「何もしないで欲しい」と希望しました。

家族としてはなるべく一緒にいたいと思う気持ちはあります。

でも、親の人生ですから

望むような最期をなるべく過ごさせてあげたいですよね。

なかなか親とこういうお話をする機会がないと思いますので、

この記事を読んでくれた方は

少しでも参考にしてみてください。

ABOUT ME
くまみ
くまみ
社会人を経て看護専門学校へ入学。急性期病院で5年間勤務し妊活目的で退職。 看護師の女社会やマタハラ、パワハラなど女のどす黒い裏事情に嫌気がさす。ブログにはそんな女社会を観察した看護師の本音や裏側を激白している。
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