看護師

新人看護師が退職した原因はプリセプターの責任?事例から考える間違った教育方法

くまみ
くまみ
こんにちは!看護師夫婦の片割れ、くまみです!

プリセプターを任せられると

責任感が強くなり、

また、自分の指導次第で新人看護師がどう成長していくか、

プレッシャーに感じる人もいると思います。

また、生命に関わる仕事のため

新人看護師にいい加減な仕事はしてほしくない、

ついつい厳しく指導してしまいます。

もう昔から看護師の教育指導は厳しいのがあたりまえですよね。

でも、それって本当に正しいのでしょうか?

なぜ看護師の離職率が一向に下がらないのか、

最近の若い者は根性がない?

いやいや、

くまみは昔ながらの教育方法を、

今でも続けているからではないかと思っています。

実際に、なんでこんな教育方法するのか理解できなかった

ある一人のプリセプターとプリセプティーの話をしようと思います。

すごく看護師の仕事が好きなプリセプティーだったのに

なぜ退職に追い込まれてしまったのか。

事例を紹介しながら分析していこうと思います。

どうぞお付き合いください、

憧れの看護師になって、やる気に満ち溢れた新人看護師

とある新人看護師、『やる気ちゃん』と名付けましょう。

やる気ちゃんは小さいころ大病を患い

生死をさまようような危険な状態だったそうです。

でも、家族の支えと医療スタッフのおかげで

なんとか一命を乗り越えたと言います。

その時に担当だった、親切でいつも優しい看護師に憧れたそうです。

憧れの看護師になって、入職時からやる気に満ち溢れ、

積極的にケアや雑用など

自分なりにできることを進んでしてくれていました。

勉強もまだまだ不足するところがあるものの、

自分なりに頑張って勉強していることは伝わってきました。

しかし、プリセプターのペアが決まってから

彼女は看護師として、自信をどんどん失っていくことになるのです。

プリセプターとの相性が最悪とはまさにこのこと。

入職してからしばらくして、

やる気ちゃんにプリセプターが付きました。

プリセプターは他病棟から異動してきて2年目。

ですが、看護師歴は10年以上のベテランナースです。

プリセプターは救命センター、ICUなどの超急性期病棟で働く経験を持ち

頭も良く、まさに自信で満ち溢れた気の強いベテランナースでした。

そんなベテランナースがプリセプターになった時から

やる気ちゃんの悲劇が始まります。

他の新人看護師に対しては、わりと放任主義みたいなところもあるのですが、

プリセプティーに対してとにかく厳しいのです・・・。

わが身の第2号を看護師の世界に残したいのか

小さなミスでも許さない、

あれができてない、これができてない

明日までに復習してきて、

とにかくできていない所ばかり説教し、

課題も他の同期よりも多かったです。

すっかりプリセプターに怯えてしまったやる気ちゃん。

緊張してケアを失敗したり、

質問にうまく答えられないこともありました。

優しくて気弱なやる気ちゃんにとっては

最悪なパートナーですね。

勉強だって頑張ってるのに、いつになったら認めてくれるのだろうか。

やる気ちゃんはプリセプターに認めてもらおうと

必死に勉強しました。

看護師になってお給料もたくさんもらって

遊びにも行きたかったでしょう。

でも、課題が多く、またその課題が難しくて

調べるのに時間がかかる、

やる気ちゃんのプライベートが削られていきます。

勉強してプリセプターに提出しても、

プリセプター
プリセプター
もっと他に大事な要点があるでしょ!?
プリセプター
プリセプター
ここに書いてることって具体的にどういうことかわかる?

プリセプターは完璧主義でした。

やる気ちゃんに対しても完璧を求めます。

少しでもやる気ちゃんの課題の答えがずれていたり、

足りないものがあれば、もう一度やり直し。

やる気ちゃんは十分勉強しています。

でも、プリセプターは完璧主義すぎて

やる気ちゃんに求めるものが高すぎるのです。

そして、思い通りに育たないやる気ちゃんに対して

プリセプター
プリセプター
看護師なんだから、知っててあたりまえでしょ!?
プリセプター
プリセプター
それぐらいのこと何で答えられないの!?」

と、イライラして、きつい言葉で厳しく指導するのです。

どんどん疲弊していき、とうとう限界が訪れる。

勉強してきても「足りない。」と言われる。

プリセプターと顔を合わせれば、

できてない、何でできないのか?

と言われる。

周囲のスタッフでベテランナースに意見を出せる者も現れず、

こっそりフォローをしたり、励ますことはありますが、

それでもやる気ちゃんの心は擦り減っていきます。

やる気ちゃんはただ、親切で優しかった看護師に憧れて入職しただけなのに、

現実はあまりにも悲惨・・・。

プリセプターが褒めてくれない、

認めてくれない、

怖い・・・、

いつしかやる気ちゃんは

やる気ちゃん
やる気ちゃん
私は看護師に向いていないのだろう

と考えます。

入職時はあんなにキラキラしていたやる気ちゃん、

すっかり表情は暗く、

プリセプターに畏縮してしまい、避けるようになったのです。

そして、もともと体は強くないせいか、

体調を崩し、仕事も休むことが増えてきました。

休みが多いと、どうしても他の同期と差がついてきます。

その行動に対して、怒ったプリセプターは

なんと、やる気ちゃんを見捨てたのです。

もう教えることはない、と。

あんなに、頑張っていたやる気ちゃん、

ただ、プリセプターの要求が高すぎただけなのに。

師長や教育担当者、プリセプターで話合いがありました。

意見の中に、

「ちょっと指導が厳しいのでは?」と言ってみますが、

プリセプター
プリセプター
私たちが新人の頃ってもっと厳しかったですよね?生命に関わる仕事ですから普通だと思います

上司たちもそれを言われると

思い出す看護師新人時代

と、思ってなぜか納得してしまうのです。

結局、やる気ちゃんの根性がなかった、

体調管理ができていなかったで終わるのです。

プリセプターにまで見捨てられ、

看護師としても自信もなくしたやる気ちゃんは

寿退職という肩書で、退職していきました。

仕事が本当につらくて、辞めたいと

ずっと愚痴を漏らすやる気ちゃんを助けてあげたい、

彼氏の決断だったようです。

やる気ちゃんは言いました。

やる気ちゃん
やる気ちゃん
もし、プリセプターが別の人なら私は結婚せず、もう少し看護師の仕事を続けられたかもしれない、

結婚が落ち着いたら別の病院でもう一度頑張ってほしいと思いました。

まとめ

この事例を振り返って

改めて思うことは、ベテランナースたちの

「私も新人の頃は厳しく育てられた。今でも厳しくて当たり前。」

という古い教育方法が残っていることが

すべての元凶だったと思います。

厳しすぎる指導をするベテランナースを

誰も止めることができなかったんです。

だって、みんなどこかで

「生命に関わる仕事だから仕方ない」

「昔から看護師の教育は厳しかった」

と思っているから、上司だって注意しないんです。

私はこの本と出会ってから

今の看護師業界の教育方法は古いのではないかと感じ始めました。

まず、日本の教育が今と昔では違い、

いわゆる、ゆとり世代と言われる人たちが

新人看護師にも出現しているのです。

体罰や強い叱責がタブーになっているこの時代に

いきなり社会に出た途端に、厳しく教育されても

戸惑うだけなんですよね。

日本の教育が変わってきているように

看護師の教育だって、変わらないといけないと思います。

この本を読んでみると、

看護師の教育方針について、考え方がガラッと変わると思います。

そして、最新の看護師教育について知っている人が増えたら、

もっと新人看護師は働きやすくなると思うんですよね。

くまみも本当にツライ新人看護師時代を過ごしてきました。

他の新人看護師たちに、もうこんなツライ思いをさせたくありません。

医療者であれば、最新の医療などの情報収集したり

本を読んだりしますよね?

じゃぁ、教育だって最新の看護師教育の本を読んでください。

この本に出会わなければ

私も古い考えのままの看護師だったと思います。

最新の教育方法を取り入れたい方

古い教育方針のまま指導している方、

ぜひ、手に取ってみてください。

プリセプターの気持ちも楽になるだけでなく、

救われる新人看護師たちだって出てくるのですから。

まさにキャッチフレーズ通り『離職が減少するホメシカ理論』です!

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社会人を経て看護専門学校へ入学。急性期病院で5年間勤務し妊活目的で退職。 看護師の女社会やマタハラ、パワハラなど女のどす黒い裏事情に嫌気がさす。ブログにはそんな女社会を観察した看護師の本音や裏側を激白している。
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