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話題の妊婦加算とは?実際、病院に受診し加算されて妥当かどうか思ったこと

くまみ
くまみ
こんにちは!看護師夫婦の片割れ、くまみです!

妊娠が判明してから

通院中の内分泌内科に受診しました。

先生から「妊婦加算」というものを取らないといけなくなってね。

実質負担する額は再診で110円ぐらいだけど、ごめんね

と言われました。

無知で恥ずかしいですが

そんな診療報酬の改定があったのかと知りました。

そんな中、ニュースでも取り上げられ

「妊婦加算」が

ネット上で炎上したりしているではありませんか。

「出産や育児にお金がかかるのに、なんで妊婦からお金を巻き上げようとするの?」

「主婦にとったら数百円の節約がどれだけ大変か・・・」

という反対意見や

「たかが数百円でしょ?それぐらい払うの渋ってこれから子供育てていけるの?」

「医療関係者ですが、妊婦の診察は配慮が必要だし、妊婦に対する禁忌薬や治療を考える必要があるから診察時間が他の人よりもかかるのは事実。」

という賛成意見もありました。

いろいろな意見がありますが

読んでいて思ったのは

なぜ妊婦加算が発生するようになったのか背景を知っているのか?

実際、健康保険を使用し負担額がどれぐらいなのか?

ちゃんと知った上で発言しているか?

気になってしまいました。

看護師でもあり、医療事務の資格を持っている私が

「妊婦加算」について調べてみて思ったこと、

実際に内科で「妊婦加算」を取られて

感じたことを紹介したいと思います。

妊婦加算て何のために算定されるの?気になる目的とは?

厚生労働省によると

妊娠中の母体には様々な変化が起こること等から、すこやかな妊娠・出産のためには、妊娠中の健康管理が重要です。特に近年は、妊娠年齢の上昇傾向にあり、一般に、高齢の場合には、特に健康管理に留意が必要とされます。

こうした背景のもと、「診療報酬の算定方法の一部を改正する件」が公布され、平成 30年4月1日より妊婦加算が新設されることとなったところです。

引用元:厚生労働省 妊娠中の健康管理及び妊婦加算の周知について

つまり、現代の晩婚化、高齢出産の増加

妊婦加算の新設されるた背景みたいですね。

じゃぁ、若い妊婦にとってみたら

何で支払わないといけないのよ!?

と感じますよね。

妊娠中って通常の治療や薬剤が胎児に影響することがあるため

治療を慎重に行う必要があります。

つまり、赤ちゃんを守るために妊婦に対して

より丁寧で慎重に診察を行う必要があるです。

そう考えると、

一般人よりも妊婦の診察の方が時間がかかりますよね?

だからってなんで妊婦だけ多めに支払うのよ!

他にも病気によっては診察時間かかる人いるじゃない!!

と納得いかない人も、

まだいるかもしれません。

医療費の計算を行う「診療報酬点数表」で点数が定めらており、

私たちが知らないような加算がたくさんあるのです。

妊婦加算が果たして高いのか?他の加算て何があるか知ってますか?

他の診療報酬点数と比べてみましょう。

従来からある「特定疾患療養管理料」というものをご存知ですか?

特定疾患療養管理料とは

厚生労働大臣が定める疾患を主病とする患者に対して、

治療計画に基づき療養上必要な管理を行った場合に、

月2回に限り算定することができます。

特定疾患療養管理料

1 診療所の場合 225点
2 許可病床数が100床未満の病院の場合 147点
3 許可病床数が100床以上200床未満の病院の場合 87点

点数じゃ、分かりにくい人もいると思うので・・・

3割の自己負担額に計算すると

1 診療所の場合 680円
2 許可病床数が100床未満の病院の場合 440円
3 許可病床数が100床以上200床未満の病院の場合 260円

厚生労働省が定める疾患とは

厚生労働省が定める特定疾患

引用元:田辺三菱製薬 Medical View Point オンライン医学管理料、 特定疾患療養管理料、特定疾患治療管理料

上記の表を見てもらってわかるように

風邪などと違い、

専門的な治療や管理、指導などが必要で

また十分に症状を観察する必要もありますよね。

私は月に一度、甲状腺疾患の治療をクリニックでしているため

毎月225点、3割の自己負担で

680円特定疾患療養管理料として支払っています。

慢性的な疾患であれば定期的に受診し、

長期的に何年も加算されるんですよ。

一方、妊婦加算の点数はどうでしょうか。

妊婦加算の点数(初診料や再診料は別途)

初診 75点加算
再診 38点加算

私たち日本人は健康保険に加入し

病院を受診すると3割負担の支払いで済み、

残りの7割を健康保険で支払ってくれる仕組みになっています。

妊婦加算の点数を

3割負担で計算すると下記のようになります。

妊婦加算って何?

引用元:厚生労働省 妊娠中の健康管理及び妊婦加算の周知について

時間外や休日・深夜加算は一般人でもけっこう取られます。

先ほどの「特定疾患管理料」に比べると

断然安い!!

妊娠期間中だけだから

10か月間だけ!

それに、持病やよっぽどの病気にならないかぎり

お年寄りなどと違い、

妊婦なんて20代~40代の女性が大半ですから

そんなに産婦人科以外の病院って行かなくないですか?

「特定疾患管理料」なんて病気で苦しみながらも

毎月ずーっと!!何年も支払っているんですよ?

それでも「なんで妊婦だけ!!」てまだ思いますか??

実際に妊娠中に内科で診察され、「妊婦加算」が妥当だと感じた理由

先日、妊娠中に熱が39度まで出ました。

産婦人科からは内科で診察するように言われ、

内科に行きました。

妊娠中に薬を使用することに不安でしたが、

そんな気持ちを内科の先生は汲み取り、

妊婦の私を安心させるため

『妊娠中でも内服可能な薬剤一覧』を見せてくれました。

ここに記されてるように、この抗生剤と解熱剤は妊娠中でも安心だからね。あと、念のためかかりつけの産婦人科にも電話して、内服してもいいか聞いてみるね。

このように、一般人の風邪よりも

妊婦の風邪は診察に手間がかかり、

医師は妊婦に配慮する必要が生じてくるのです。

さらに

別のかかりつけの内分泌内科で妊娠を伝えると

胎盤からもホルモンが分泌されるようになって、ホルモン値が変動しやすいから、いつもより短い期間で採血をしてホルモン値を見ていきましょう。
通院するの大変かもしれないけど、ホルモン値が上がりすぎると流産や早産のリスクも上昇すると言われているので、内服の調整もしていきましょう。妊娠期間中はとくにピリピリしたり、気になることも多いと思いますが、頑張りましょう!

これを聞くだけで、

きちんと安全に出産できるよう配慮してくれて

サポートしてくれるんだな、とすごく安心しました。

また、通常の診察よりも医療知識が必要であり、

妊娠に伴い持病が悪化するケースもあるため、

慎重な診察が必要になります。

また、妊婦のメンタルや心情に配慮した診察をしてくれるのです。

もちろん、通常よりも診察時間は長くなりましたよ。

内科は初診なので妊婦加算で支払ったのは230円

内分泌内科では再診のため、妊婦加算で支払ったのは110円でした

それよりも甲状腺疾患のため

特定疾患療養管理料680円取られています・・・。(-_-;)

手間も時間もかかり、

知識をフルに使ってくれて、

しかも丁寧な診察だったので

妊婦加算のこの値段なら安いもんだと感じました。

このように、妊婦というだけで

より丁寧で配慮が必要な理由があるのです。

どの患者も同じように診察するのが

普通だなんて思うかもしれませんが、

妊娠することで一般人よりも体の変化が多かったり、

ホルモン変化が持病に影響したり、

もうひとりの小さな命のことも考えながら治療を決定するため、

どうしても配慮が必要になってくるのです。

受診してみて「妊婦加算」は妥当だなと思いました。

まとめ

「妊婦加算」について、

妥当だと思った意見を述べさせていただきました。

こうやっていろいろ調べていくうちに

やっぱり背景に何だかんだ事情があったりすることを知ると

容易に意見を述べる前に

きちんと知ってから自分の意見を述べたいですね。

というか、10か月間の妊婦加算よりも

何年も、何回も支払う特定疾患療養管理料の方が気になりました・・・。

「妊婦加算」により、さらなる医療の質の向上を祈ります。

ABOUT ME
くまみ
くまみ
社会人を経て看護専門学校へ入学。急性期病院で5年間勤務し妊活目的で退職。 看護師の女社会やマタハラ、パワハラなど女のどす黒い裏事情に嫌気がさす。ブログにはそんな女社会を観察した看護師の本音や裏側を激白している。

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